30点かあさん たかぎなおこ

今まで幾度となくご紹介しているたかぎなおこさん。
今回は純粋なコミックエッセイではなく、たかぎさんの思い出を元に作られた
「ちょっとフィクションで、ほぼノンフィクションのコミックエッセイ」
です。
たかぎなおこさんのコミックエッセイにはよくご家族が登場しますが、その中でも特に登場回数が多いご両親がどのような方なのかは、たかぎなおこファンであればだいたい知っているのではないかと思います。
そしてこのコミックエッセイでは、お母様の知られざる過去が明かされるのです(笑)
いつも、たかぎなおこさんのコミックエッセイに登場するお母様は「しっかりとしたお母さん!」という感じ。
しかし、ここに出てくるお母さんは
「あれ?若い頃のお母さん。しっかりとしたお母さんとは、ちょっと違うな・・・」
と思いましたが、そりゃそうですよね。
お母さんになりたての若い頃(20代?)と3人のお子さんを育て上げた後(60代前後?)では違うのは当たり前です。
でもそんなお母様の意外な一面を知ることができるのも、たかぎなおこファンからすると面白いのです。
それにしてもたかぎなおこさんはノンフィクションのコミックエッセイも上手だし、こういったちょっと創作系のコミックエッセイも上手ですね。
例えば、このコミックエッセイに出てくるサンタさんのお話などは、どこの家庭でもあるあるのお話(詳細は読んでみてくださいね)ですが、そのお話が本当に共感できるように描かれています。
「そうそう!そうだったそうだった!」
と共感できるところが最高なのです。
絵も可愛くて上手ですし、読んでいて全く飽きません。
いろいろなジャンルのコミックエッセイを描かれているので、コミックエッセイビギナーの方はぜひたかぎなおこさんのコミックエッセイを読んでみてください。
おすすめです。
あ、ちなみにこの「30点かあさん」というタイトルにはちゃんと意味があって、決してお母様を卑下している訳ではないとのことですよ。