インドな日々 流水りんこ

インド人の旦那様がいらっしゃる、著者の流水りんこさんはコミックエッセイ界では超有名人。
本来はホラー(オカルト?)漫画家さん。
旦那様とお子様のドタバタを描いたコミックエッセイ「インド夫婦茶碗」は24巻も続く大人気シリーズです。
今回ご紹介するのは、人口も、文化も、それはもう何もかもが日本と違うインドについてのお話。
著者の流水りんこさんはインド人の旦那様とご結婚されるくらい(?)インドマニア、インドオタク。
それだけあって、インドにも相当行かれているそう。一回行くとしばらく滞在されるらしいです。
そのため、インドに関するエピソードもたくさんお持ちで、そのエピソードをまとめたコミックエッセイがこの一冊です。
でもインドって、想像だけでも何やら凄そうな感じがしますが、実際のインドはそんな想像を遥かに超えた凄さがあるようです。
日常生活はもちろん、食事から結婚観、そして、人の生き死にについても。
日本ではおよそ考えられない事がインドでは日々当たり前に行われていて、流水りんこさんはそんなインドにどっぷりと浸かっているのです。
あまりオープンに話せないような内容もたくさんありますので、お化け屋敷を覗くような感覚にもなりますよ。
私から見ると、海外で一定期間生活しているだけでもとってもすごい事なのですが、それをインドという超個性的な国でしているなんて。
のほほんと生きているように描いていらっしゃいますが、実際はすごいことをされているんだと思います。
この本を読んでいると、おそらく行かない、いや、行けないとは思うのですが、「ガンジス川、一回見てみたいなあ」なんてインドにちょっと興味が出てきたり。
でもやっぱり無理かも。いや、綺麗なところで、日本人のコーディネーターさんが何から何までやってくれるなら・・・いや、無理か・・・ブツブツ。
このコミックエッセイもやっぱり人気のようで、1冊では終わらず続編があります。
このコミックエッセイは、インドに興味がある方はもちろんのこと、ちょっとした「怖いもの見たさ」という理由でも良いと思いますので、ぜひ読んでみてください。