ダメダメOLが資産1500万円を作るまで 花輪陽子/ふじいまさこ

このコミックエッセイは、現在シンガポール在住でグローバルに活躍されているフィナンシャルプランナー、花輪陽子さんの物語です。
著者の花輪陽子さんは外資系OL時代のストレスを買い物で発散していました。
何枚ものクレジットカードを使いまくり、そしてリボ地獄に陥っていったのです。
そこから結婚を通して、リボ地獄という負債を無くし、いかにお金を貯めていったかという自伝がコミックエッセイになっています。
実際に漫画を描いているのはふじいまさこさんという方ですが、絵も見やすくてお話もサクサク進んでいくので読みやすいですよ。
場合によってはお金のお話が難しく感じるかもしれませんが、そうしたら一旦最後まで読んでみてからもう一度読んでみるといいかもしれません。
1時間あったら2回は読めます。それくらいスラスラと読める一冊でした。
さてさて、ここからちょっと真面目なのでつまらないですが・・・。
世の中が高度に発達して、よく勉強していないと全く何が何だか分からない世界になってきました。
困りますね。頭パンパンになります笑
お金のお話も同じです。
例えばこのコミックエッセイに出てくる「リボ払い」。
これについても、世の中ではあちこちで「危険だ危険だ」と言われています。
しかし、そのリボ払いを使いつつも
「どういった仕組みなのかよく分からない」
「なんか、お金返しているはずなのに減らないなあ」
なんて思っている方もとっても多いのではないでしょうか。
やっぱり、こういった「お金に関する知識」は早くから勉強するべきだと思います。
欧米では小学校からそういった教育があるとよく耳にしますよね。
日本でも欧米に倣ってやるべきだと思いますが、日本の文化がまだまだ追いついていないのでしょうか。
まだまだそういった教育が大々的に始まったとは聞きません。
これは日本の文化が深く関係していると思います。
日本で「投資しませんか?」って言われると、どうしても胡散臭いイメージが先行してしまいます。
また「お金儲け=悪いこと」というイメージもまだまだありますから。
そういった意味でも、このコミックエッセイは出来るだけ早い段階で読んだ方がいい。
「特に自分は買い物欲求に対して甘い」
と自覚していらっしゃる方は、10代、20代など早いうちにぜひ読んでみてください。
そして子供にも読ませてあげてください。
私も読ませたいと思いました。
本が苦手な子どもでも(もちろん大人も)、文字ばっかりの本だと受け付けないかもしれませんが、コミックエッセイだと読みやすいですから、もしかしたら理解してくれるかもしれないと思います。
もちろん、30代、40代、それ以上の方でも読んでみてください。
リボ地獄に陥っている方は、特に早いうちに!