どうせ死ぬなら書いて死ぬ。

著者はあやめゴン太さん

てっきり脳梗塞からの再起をかけた日々を綴ったコミックエッセイかと(勝手に)思っていたのですが、内容は「漫画を描くためにはこうするべきだと気がつきました」という感じでした。

思っていた内容とは違ったのですが、それはそれで面白かったですよ。

まず思ったのは「どの業界も甘くない!」ということ。(自分こればっか)

特に「小さい頃から絵を描くのが好きだから漫画家になりたい!」という人はとっても多いだろうし、「漫画なんてチョロチョロっと描けちゃうんじゃないの?」っていう誤った考え方の人も少なくないと思うのです。

でも実際はみなさんとっても過酷なサバイバルの世界を生きてらっしゃるんですね・・・。

サラサラっと描けるなんてとんでもない。サラサラっと描けたとしてもそれが売れるかどうかは全く別問題ですし、超絵が上手な人でもストーリーはもちろん、見せ方なども勉強して工夫しないと全然見てもらえない、やっていけない世界なんですね。

このコミックエッセイのテーマは漫画でしたが、プロの世界はどこも同じく共通する部分が多いと思っているので、世の中に対する考え方が小学生並みに(小学生に失礼だ)甘い私にはとっても勉強になる一冊でした。

でもこうやって本を出版している時点でとてつもなくすごいことなんですよね〜。

漫画家を目指す方は一度は読むべき。あと漫画家なんて誰でもなれると考えている人も一度は読んでみてください。

いや、どの世界も厳しいわぁ!

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