カバーいらないですよね

著者の佐久間薫さんは本屋さんの店員さん。
自分のことを堀さんというキャラクターにしつつ、本屋さんでの出来事をコミックエッセイにして描いています。
絵のタッチは鉛筆で書いたような暖かいテイストで、話の内容も非常に静かなに進んでいくようなそんな感じ。
本屋さんという舞台で個性豊かな店員さんとキャラが強いお客さんがいろいろなお話を繰り広げます。
一つ一つの内容も実際に著者が経験している事とのことなのでとびっきりドキドキするような事はありません。
でも「ああ、ありそう、こういうこと。」「いるいる、こんなお客さん」というような、本屋さんスタッフ以外の人が見ても楽しめると思います。
本屋さん側としても色々あるんですね・・・。でも楽しそうにも思います。
カバーするの、面倒なんだなぁ・・・
それにしても絵が本当にのほほんとした描き方をされているので、ふんわりした気持ちで読むことができます。
なんというか、トゲがないというか。平常心で読めるというか。平和というか。そんな感じですが伝わりますか?
すっごいシンプルで、それでいて暖かみのある、あ、さっき言ったか。
すごくリラックスしている時に読みたい一冊ですね。もしくは色々嫌なことがあった1日の終わりにゆっくりとお風呂で読みたい、そんな一冊かもしれません。
のほほん。という言葉が似合うコミックエッセイでした。
佐久間薫さんが描くコミックエッセイ「カバーいらないですよね」を読んでみたい方は、
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