女子高生チヨ(64)

著者はひうらさとるさん

漫画家のひうらさとるさんのお母様、チヨさん(64)が高校生になっちゃうというお話。

60歳を超えてから高校に入るという気持ちを持っている事もすごいですし、その志をすぐに受け入れるご家族もすごい。

しかも高校(定時制)に入ったチヨさんは孫のような年齢の世代ととっても上手にコミュニケーションを取り、他の生徒たちもそんなチヨさんを受け入れるという優しい世界です。たまに目頭が熱くなることも。

卒業まで順風満帆で学校生活が進んだという事でもないのですが、それでもチヨさんは持ち前の明るさとポジティブさで乗り越えています。

この本は学校生活にちょっと嫌気がさしている学生さんが読んでもいいかもしれません。ぜひまずは親御さんが読んでみてお子さんに読ませてあげてください。何が変わるという事ももしかしたら無いかもしれませんが、小説を読めというよりもスッと心に入ってくると思いますよ。コミックエッセイの良さですね。

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