カルト村で生まれました。

えっ!?っと思うタイトルですが、まさしくこのタイトルに興味を持って衝動買いしたコミックエッセイです。
著者は生まれた時からこの「農業を基盤としたコミューン(本の内容より引用)」で育ち、大きくなってきた過程での出来事を、旦那様へ思い出話をするような形で語っている内容です。
この村の良し悪しをどうこう言うつもりはありませんが、現代社会でこういった場所があるんだという事にびっくりしたのは事実です。
著者もこの村についての批判をする訳ではなく、あくまでも思い出話をしているというスタンスでした。
おそらく、著者と私は同年代だと思うのですが、私がのうのうと過ごしていた少年時代、それと同じ時代に著者はこんな生活をしていたんだと感慨深いものがありました。
この本の他に2冊の続編が描かれており、著者がこの村を出て生活している現在までどのような変遷があったのかを知ることができます。
この本は・・・う〜ん、興味のある方は読んでみてくださいとしか言えないなぁと、そんな思いです。