火葬場で働く僕の日常

著者は下駄華緒さん

表紙も帯もちょっと怖い感じのコミックエッセイですが、最近いろいろな所に取り上げられて評判の一冊です。

2022年10月26日現在、2巻も出ています。

誰もが一度は立ち会う事があるであろう火葬。
自分もいつかは分かりませんがお世話になるであろうと思います。

全く関係の無い世界ではないのですが、やっぱり普段は覗くことのできない場所、それが火葬場ですね。

そんな火葬場を仕事場として選び、さまざまなご遺体を見送った著者の日常がとても可愛らしい絵で描かれています。

お亡くなりになる人もさまざま、家族もさまざま、そこで働く方もさまざまという中で、時には涙が出てしまうようなエピソードもあります。

逆に笑ってはいけないのかもしれませんが、ちょっと笑ってしまうようなエピソードもあったりして、読んでいると引き込まれてしまい、あっという間に一冊読み終わってしましました。

コミックエッセイの良いところは、こういった普段接する事のない世界、立ち入ってはいけないような世界を気軽に知ることができる点だと思っています。

この作品はその顕著な例であり、これまで特に考えることもなかったような事を知り、考えるきっかけになる一冊でした。

この本は、ここ最近ご家族などの近しい方を亡くされた方にはお勧めできないかもしれません。

でも火葬場という場所について知りたい、知っておきたい、という方は是非読んでみてください。

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